kaunisupuu mekiss

小さなお話や長いお話、詩のようなお話、時々他にも何か。

その日父は。をかきながら。

父のことを書きながら,自分について気づいたことがある。妹が生まれて初めて「自分を愛してくれる人」に,「かつて」という言葉がつき、同時にその人は「かつて自分を愛してくれた」と自分の中で変化したのだなと。それで妹は仇になり、父は私を捨てた人になり、私はその頃から今に至るまで、自分が愛する人にいつか捨てられると思うようになったんだなと。それで恋愛してもなんだか気がつくと疑い深くなったり、自滅していくのだな,とわかった。